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■SS 「真夏の恋は永久の思い出」 前編

こんにちは、とろんべです

今回のSS、なんとかげろうさんにイメージイラストを描いて頂いたんです♪
chiharu10C-a.jpg

しかもラノベとかの表紙風にタイトルや筆者の名前まで入れてもらえたというビックリ仕様、なぜここまで千桜さんの誕生日を盛大に祝うかは前回の記事を参照のこと。

それではセカコンさんと若干被ったSS、「真夏の恋は永久の思い出」 前編をどうぞ♪
「ハヤテと千桜がイチャついていただと!?」
夕暮れの三千院家に突如響くナギの叫び声。
「えぇ、SPの1人がハヤテ君と白皇の制服を着たメガネの女の子を見かけたと言うので…それが千桜さんと決め付けるのは…」
ハヤテの恋愛報道、それはナギにとっては衝撃的なものであった。
「むむ…ハヤテの奴、ロリコンではなかったのか?よりによってあの千桜を口説き落とすとは…」
ナギはそう言っているが実際は違い、ハヤテはロリコンでもなくましてや千桜を口説き落としてなどいない。
「(少なくともロリコンはナギの勘違いなんですけど…)そういえばハヤテ君、今日は出かけなければいけない用事があるからって夕方以降の仕事はお休みしましたよ?」
「むむむ…ますます怪しいな…ところでハヤテはどこへ出かけたのだ?」
自分の住んでいる周辺で今日開催される行事を調べ始める。
手馴れた手つきでPCを操作する。
ミコノス島に持っていったVA○OのノートPCである。

しばらくしてナギはノートPCを閉じる。
「しまった…今日は銀杏商店街で夏祭りがあるのか…」
絶望した口調でナギが呟く。
「ナギ、知らなかったんですか?あのお祭りは結構大きなイベントなので知っているかと思ったんですが…」
「私が外で起こるイベントを知っているとでも?DVD、漫画、ゲームの発売日は別として」
…はぁっ、マリアは呆れ返ったようにため息をつく。
「…ナギ、あなたももう少し、せめて地域の行事くらいは把握しなさい」
「やだ」
「…」
あまりにも素早い回答にマリアも思わず言葉を失う。
「第一な、私はハヤテが誰と付き合おうと構わないんだよ、ちゃんと私の執事さえ続けてくれれば」
それは唯一真実を知るマリアにとっては意外すぎる言葉だった。
しかしそれは見栄を張っただけ、本当の、心の底では思っていることは正反対である。
「そうだ、私には全く…関係無いのだ…」
言葉だけでは真実は語れない、ナギはマリアの胸に顔を埋めて泣き始める。
「うぅっ…なんでハヤテは…千桜の事を…」
「それは…私にも分かりません、ハヤテ君に聞けば全て分かるかもしれませんけどね」
優しくナギの頭を撫でる。
それはナギのメイドとしてではなく、ナギを見守る姉のように、優しくナギを抱きしめた。
それからしばらく、ナギはマリアの胸で泣き続けた。

「うぅっ…どうしてだよ…ハヤテ、ハヤテぇ…」
今まで優しい表情を浮かべていたマリアは、急に元の顔に戻る。
「さっ、ここで泣いてばかりいても仕方ありませんし…どうするんですか、ナギ?」
ナギを自分の胸から引き離す。
「私は…私は、どうしたらいいのだ?」
まだ目に涙を浮かべながらナギはマリアを見つめる。
「それは…ナギ、あなた次第、あなたの思うようにやればいいんですよ」
「私の…思うように…」

「私のやりたいように……決めた、マリア、SPを全員招集してくれ、今夜、2人に
最大のサプライズを仕掛けてやる!」
自分のやりたいように、自分の心に正直になる事は僅か13歳の少女にとっては大きすぎる問題だった。
しかし、その苦難を乗り越え、ナギは一つの決断を下す。
「…分かりました、あなたが何をしようといているのかは分からないけど…最後まで見守っていますよ、ナギ」
「うむ、ありがとう、マリア!」


場所は変わり、銀杏商店街の入り口、綾崎ハヤテは最愛の彼女を待っていた。

「千桜さん、遅いなぁ…」
携帯で時刻を確認する。
待ち合わせの時刻は午後6時30分、そして現在の時刻は午後7時10分、約束の時間はとっくに過ぎていた。
「おーい、ハヤテ君、おまたせー!」
目に優しい黄色の浴衣に身を包んだ千桜は、慌てた様子でハヤテに駆け寄る。
メガネはかけているが髪は結んでいない、見たことのあるようで見たことのない
千桜にハヤテは見とれている。
「…ハヤテ君?」
「え、あぁ、もぉ…何かあったのかと心配しましたよ?」
口調は怒っているが顔は怒っていない。
「約束の時間も守れない千桜さんにはお仕置きが必要ですね…」
そう言うと、ハヤテは千桜にキスをする。
「んっ…」
周りの目も気にせず、大胆に。
千桜の息が苦しくなるくらい、長い間キスは続いた。
「ぷぁっ…ハヤテ君…苦しいよ…それにこんなに人がたくさんいるのに…」
千桜は顔を真っ赤にして、息も荒くしてハヤテから離れる。
ハヤテは千桜の様子をクスクスと笑いながら見ている。
「お仕置きなんですから仕方ありませんよ、もっとも僕は千桜さんが遅れた事なんて気にしてませんけどね」
「もぉ…ハヤテ君のいじわる…ハヤテ君に見せようと思って可愛い浴衣選んでた
のに…」
ハヤテの胸に体を預けて甘え始める。
「千桜さんは何を着ても可愛いですけど…その甘えた表情が一番可愛いですよ」
そっと千桜の頭を撫でながらハヤテは微笑む。
「もぉ…ハヤテ君ったら」
仕返しをするようにハヤテの頬に軽くキスをする。
さっき自分は恥ずかしいと言っていたくせに…などとハヤテが考えている内に千桜はスタスタと歩いて行ってしまう。
「ほら、早く来ないと置いて行っちゃうよ?」
「あぁっ、千桜さん、待ってください!」
今度は逆に、ハヤテが慌てて千桜に寄り添う。
「さっき私にあんな事したんだから、今日は思いっきり甘えるからね!」
ハヤテの手を握ってぴったりとくっつく。

祭りの中心部分は、入口とは違い相当賑わっている。
「ハヤテ君、綿飴食べたいな♪」
すぐ側にある綿飴の出店を指差してハヤテにねだる。
「綿飴ですか…いいですね、では買いに行きましょうか」

綿飴を買う間も2人はずっと手を繋いでいた。
ハヤテがどうやって財布と取り出したのかは誰も知らない。
「綿飴、美味しいですね。最近お祭りなんてまともに楽しんでなかったので…なんだか懐かしい味がします」
「私もお祭りなんか滅多に来ないからこういうの食べるのは久しぶりだよ?」
ただ砂糖の形状を変化させただけのお菓子が彼氏と一緒にいるだけでここまで味が違うなんて…千桜はそんな事を考えながら少し溶け始めた綿飴を舐める。
もちろんここで言う味の違いは味覚的なものではなく、心理的なものである。
「そういえばハヤテ君、ヒナから聞いたけどヒナ祭り祭りは行ったんじゃないの?あれも立派なお祭りだよ?」
何気無く問い掛ける千桜。
「ヒナ祭り祭り…ですか…」
ハヤテには特に楽しい思い出は無かった。
どこかの人形師の呪いで女装させられ、それをどこかの変態に見られ一目惚れされ、挙句の果てにはその姿を民衆に晒す羽目になったのだ、どこに楽しい思い出がある事か。
「…ハヤテ君、もしかしてヒナ祭り祭り楽しくなかったの?」
心配そうに千桜はハヤテを見つめる。
「いえ、あの時は個人でちょっとした事故がありまして…存分にお祭りを楽しめなかったんです。別にお祭りが嫌いな訳じゃないですよ、現に今日のお祭りは楽しいですし!」
女装した…とはさすがに言えないので、適当にはぐらかした。
それを聞いて千桜も安心する。
「へぇ~、個人の事故かぁ…それはまあ仕方ないよね、でもお祭りが好きなら良かったよ」
いつになく笑顔を見せる千桜。
その笑顔を見る事が出来るのは彼氏のみ、要するにハヤテのみと言う事だ。

「んー、次はどこに行こうかな~♪」
周りの出店を見ながら行きたい場所を探す千桜。
それを笑いながら見ているハヤテ。

2人の幸せな時間はゆっくりと過ぎて行く。


続きます、中編に続いて後編まであります。
ちなみに中編は何故か異常に短い仕様(爆
これ以上書くと後書きのネタが無くなりそうなので続きは後書きへ。
それでは失礼いたします(・ω・)ノシ

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