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■SS 「~Another Love Story~もう一つの夏祭り」 後編

こんばんは、とろんべです

このSSを…全6部のSS2本立てを公開する事に夏休みの全てをかけたんじゃないかな?
そりゃあもぉ…夏祭りはSSで思いっきり楽しみましたからw
とは言っても現実でも夏祭りは満喫したのです。
女の子と夏祭り…は満喫できませんでしたがw
でも祭りの方で女子には会ったし…満喫したのかな?

まぁそんな事はどうでもいいのです、堂々の後編、続きへどうぞ♪


ポコンッ

「わっ、当たった!当たったよ、ワタル君!」
可愛い猫のぬいぐるみに見事、弾は命中した。
泉自身は相当欲しかったらしく、とても喜んでいる。
「おー、結構上手なんだな」
先ほど同じぬいぐるみを狙ったワタルは、結局一発も当てられなかった。
やはり好きな娘と一緒にいると集中力が削がれるのだろうか。
「ワタル君、次は綿菓子が食べたいな♪」
すっかりと祭りを楽しんでいる泉。
それをよそにワタルは何か考え事を始める。
どうやら自分の本心に気付いたらしい。
(やっぱり…俺はこいつの事が好きになったんだな…)
それは自分でも信じられなかった。
今まであれだけ伊澄の事が好きでたまらなかったのに、ほんの数十分一緒にいただけの泉の事を、その伊澄より好きになってしまった。
同時に自分が情けなくなる。
(なんて俺の愛ってのは薄っぺらなんだ…)
そして、その“薄っぺらな愛”を打ち破るために、決断を下す。
(よし、今日…泉に告白をしてやる!)
それは今までの自分との決別を意味していた。

「…ワタル君、大丈夫?」
心配そうに顔を覗き込む泉。
「え、あ、あぁ、何でも無いよ、えっと…綿菓子食べたいんだっけ?早く行こうぜ!」

泉の手を握って人込みの中を走っていく。
(そうだ…好きな娘の前で考え事なんかしてるんじゃねぇ!もっとしっかりしろ、自分!)
「ふぇ?ちょ、早いよ~、ワタル君~!」

数分後、2人は綿菓子を持って少し人気の無い場所へ来ていた。
人の多い場所で食べるのが嫌だった事と、ここで告白をしてしまおうという2つの意味をがあった。
「綿菓子…何年ぶりに食べたっけ…」
昔、甘すぎて口の中がベタベタになったのが嫌で、綿菓子はあまり好きではなかった。
しかし、今はその甘さが逆にワタルの心を落ち着ける。
「私はお祭りに来るといつも食べてるよ、甘いものは大好きだし♪」
割と普通の、女の子らしい理由。
だがそれでさえワタルには可愛く見えてしょうがない。
同時に、告白のタイミングを伺い始める。
(まだだ…まだ早すぎる、ちょうど…綿菓子を食べ終わった時くらいがベストか…?)
綿菓子の糖分がワタルの思考を刺激する。
その思考は、どこか落とし神の異名を持つ“彼”に似ていた。
「あ~、綿菓子美味しかった♪」
泉が綿菓子を食べ終える。
ワタルも残りの綿菓子を口に入れる。
小さい頃に味わったベタベタ感がちょっとだけ口に残ったが、今はそんな事は気にならない。
「な、なぁ泉…ちょっと言いたい事があるんだけど…良いか?」
「ほぇ?い、良いけど…どうしたの、急に?」
急に真面目な表情になるワタル。
泉は、自分が初めてワタルに呼び捨てで呼ばれ、さらにその真面目な表情を見て大体の事を察したらしい。

ガッ

「ふぇっ?」
突然泉の両肩を掴む。
「泉…俺は、俺は…お前の事が…」
その瞬間
「若~、どこですか~?」
物凄く聞き覚えのある声がした。
ワタルは冷や汗をかく、それ以上、言葉が出ない。
「泉~、どこにいるんだ~?」
またどこかで聞いた、別の人間の声がする。
「ワタル君、今の声…サキさんと美希ちゃん…だよね?」
そう、2人を探しに来た3人は、なんとも絶妙なタイミングで2人の周辺へ訪れた。
「あ、あいつら…こんなときに限って…」
せっかくのチャンスを奪われ、ワタルは目に涙を浮かべる。
しかし泉はそのワタルをそっと抱きしめ
「ありがとう、ワタル君…ワタル君の気持ちは十分伝わったよ、今はみんないるから話せないけど…また今度、ちゃんと話しよ…」
ワタルの頬に軽くキスをした。
「おーい、美希ちゃん、理沙ちん、それにサキさん、こっちだよ~!」
そして、2人を探していた美希たちと合流を果たした。


数日後。
「なんだよ、いきなり公園なんかに呼び出して」
ワタルは泉に公園に呼び出された。
負け犬公園、不吉な名前ではあるが、かつてとあるお嬢様と借金持ちの少年が(色々な意味で)結ばれた場所。
「お祭りの時の話の続き…聞かせて欲しいな」
夕日に照らされているせいか、泉の頬は真っ赤に染まっている。
「あの時の続き…か」
あの時は勢いで告白出来そうだったが、ちゃんとした場所になると緊張感が妙に募るものである。
しかし一度決めた事、ここで告白出来なければ男が廃るというもの、例えどんな返事が返ってこようとも。
「俺は…俺は…泉、お前の事が…好きだ!」
誰もいない公園にその声は響き渡り、そして再び静かになる。
「ワタル君…ありがとう、私、とっても嬉しいよ…だって私もワタル君の事、好きだったから…だから…よろしくね」
その返事は、ワタルにとっては正直意外だった。
「え…お、お前、借金執事の事好きだったんじゃ…」
「あのね、ワタル君、私見ちゃったんだ…ハヤテ君とちーちゃん…春風さんが、一緒にお祭りに来て、それで手繋いで、すごく楽しそうにしてるの。そのあとすぐにワタル君に会って、その時のワタル君がすごく格好良く見えちゃって…一目惚れ、しちゃった」
偶然にもお互いが一目惚れをしていたのである。
泉はいつもの元気な笑顔ではなく、静かな微笑みを見せる。
「そ、そうか…実は俺もあの時一目惚れしてて、その…こちらこそ、よ、よろしく」
ワタルは照れくさそうに泉の頬にキスをする。
「…ありがとう、ワタル君、私、今すっごく幸せだよ」
それはいつかするであろう、誓いのキスにどこか似ていた。

‐Another Love Story‐
もう一つの恋物語。
それは、周りからの祝福は無く、知られればからかわれ嫉妬される、そんな2人が新たに紡いでいく恋の物語。

‐Fin‐


さて…如何でしたか?
個人的にはまぁ…ワタル君、誕生日おめでとう、僕にはこれくらいしか出来ないけど…みたいな心境。
とりあえずやりきった感だけはあるから良いや^^;

後書きは多分明日書きますので、よろしくです。
それでは失礼いたします(・ω・)ノシ

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