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■SS 「綾崎ハヤテの消失」 第2話

ハヤテ誕生日SS、第2話であります♪

それでは特にここに書く事も無いのでSSをお楽しみください♪


「おはようございます、お嬢様」
何事も無い、10月下旬のある日
「おはよう、ハヤテ」
「おはようございます、ハヤテ君」
何事も無い、のどかな朝である。
今日は平日、一般的には学校で授業のある日である。
「ところでお嬢様、今日は学校があるのですが…」
「ん…ゴホンゴホン、あれ?なんだか体調が悪いような…やっぱり体育大会は疲れるなー、今日はゆっくり休まなくちゃ」
それらのセリフを、ナギは棒読みで一気に言い放った。
それと同時に意味の無い咳を始める。
「お嬢様…体育大会があった次の日に休むなんて定番すぎですよ?」
「な、そんなわけあるか!私はひ弱だから毎年休まないといけないんだ!」
今更の取って付けたような理由であるが、あえてハヤテはそこは聞かない事にした。
「そうですかー、では今日はお嬢様は休んでいてください、僕は学校へ行ってきますので」
珍しくハヤテが棒読みで答えた。
「お、おぉ。じゃあハヤテ、今日は1人で寂しいだろうが頑張ってくれ」
「はい、それでは行ってきますね、お嬢様」

「おはよう、ハヤテ君!」
ハヤテが学校で最初に出会ったのはヒナギクであった。
「あ、ヒナギクさん、おはようございます」
「…って、やっぱりナギは今日は学校来てないのね、思った通りだわ」
予想が当たったのが嬉しいのか、または別のことが理由なのか、今日はヒナギクは機嫌が良かった。
「さ、ハヤテ君、早く教室に行きましょ。授業始まっちゃうわよ?」
「あ、ヒナギクさん、待ってくださいよー!」
仲良しカップルを思わせるように、ハヤテがヒナギクを追いかけて校舎へ向かったのだった。

ガラガラッ
教室に入ると、既に何人かの生徒がいた。
「あ、おはよーハヤ太君、ヒナちゃん♪」
「おはようございます、瀬川さん」
「おはよう、泉」
最初に挨拶をしてきたのは泉だった。
美希と理沙も来ていたが、2人は朝から教室を走り回っている。
「良かったー、昨日は体育大会だったからみんな疲れて来ないかと思ってたんだー」
「まぁ…ナギお嬢様は例によっていないんですけどね」
苦笑いを浮かべながらハヤテは話す。
「結局今日も『私はひ弱だから体育大会の後は絶対休む』と言う理由で学校を休んでしまって…せっかく運動する楽しさを知ってもらえたと思ったのに…やっぱりお嬢様には分かってもらえなかったのでしょうか…」
「にははー、仕方無いよ。ナギちゃんはハヤ太君が来る前もこんな感じだったもん、そう簡単に変わったりはしないよ」
必死にハヤテを慰めようとするが、ハヤテにはそれが逆効果になっていたりする。
「そうか、僕がいてもいなくても結局お嬢様は変わらないのか…あぁ、本当にお嬢様を積極的に外出していただくような人にしたいのに…」
ハヤテがどんどん沈んでいく、ハヤテは結構責任を自分のものにしようとするのだ。
「もー!元気出してよ、ハヤ太君!ほら、授業始まるよ!だから元気出して、ね?」
「はい、ありがとうございます瀬川さん…そういえば愛歌さんも来てませんね」
「愛歌さんは基本的に病弱と言うか…体が弱いですから、運動なんかした後は大体学校に来ませんよ」
そう言って出てきたのは千桜だった。
「あ、千桜さん、おはようございます」
「おはようございます、綾崎君」
千桜は一切表情を変えない、本当にメイドをやっているのかどうか信じ難いくらいに。
「それではもうチャイムが鳴るのでまた」
そう言って千桜は自分の席へ戻った。

キーンコーンカーンコーン

「さー、授業始めるわよー」
「きりーつ、きをつけー、れいー」
体育大会が終わり、いつも通りの授業が始まった。


「…ふぅ、やっと着いたわね、日本に」
自家用の飛行機から降りて来たアテネ、いつもと変わらず真っ黒なドレスに身を包んでいる。
「マキナ…って、そういえば家に置いてきたんでしたわね…。せっかくですし、白皇にでも行ってみましょうか」
(ハヤテ…もうあなたを放さないわ…そして、放させない…)


全ての授業が終わり、放課後。
ハヤテ達は教室で雑談をしていた。
「ハヤ太君、さすがに私でもそんな話は信じないなー」
「ですから、龍が飛んでいって、蛇がそれを防いだり、骨の手が襲い掛かってきたり―――」
傍から聞くと本当に何の話をしているのか全く分からない状況だ。
「あ、ごめん、ちょっと用事が出来たみたいだから、生徒会室の方に行ってくるわね、すぐに戻ると思うから、待っててくれる?」
ヒナギクが教室から出て行った、急いでいたのだから何か相当な用事だったのだろう。
「ヒナちゃん、どうしたのかな?すごく急いでたみたいだけど…」
「なぁに、ヒナが昼休みに呼び出されるなんて、今に始まったことじゃ無いだろう。別に仕事が増えたとかそれくらいだよ、きっと」
「そっか、でさ、ハヤ太君、さっきの話の続きだけどさー」
ヒナギクが呼び出された理由、それは突然のアテネの来校が原因であり、ここからハヤテの運命が大きく変わっていくのであった。

「綾崎君を連れて来いですって!?」
生徒会室にヒナギクの声が響き渡る。
「えぇ、この学校に通っているでしょう?高等部2年生の綾崎ハヤテ君、彼をここへ連れて来てくださる?ちょっと話がしたいの」
「た、確かに綾崎ハヤテ君は白皇に通ってますけど…どうしたんですか?いきなり日本にまで来て、それによりにもよって彼を呼ぶなんて…」
ヒナギクは大体の事情を知っていた、ハヤテとアテネが過去に一緒に住んでいたこと、GWの旅行の時にハヤテと何かがあった事を。
だからこそ、なるべく2人を会わせたくなかった、ヒナギクがハヤテのことを好きなのはもちろん、もしかするとハヤテ自身に危険が及ぶかもしれないと、そう察知していた。
「私は彼とどうしても話がしたいの、だから…早く彼を呼んでくださる?」
その瞬間、アテネからは人とは思えないオーラが噴き出してきた。
「何…これ…」
ヒナギクは思わずその場に硬直してしまった。
「これくらい…私にかかれば…!」
「無駄よ、あなたじゃ私には指一本触れられないわ」
次第にヒナギクの意識は遠のいていく。
「くっ…どうして…?どうしてあなたがハヤテ君に…」
「そんな事はあなたは知らなくていいわ、そしてごめんなさい、少しの間眠ってもらいますわ」
ドサッ
アテネがそういい終えた頃には、既にヒナギクは深い眠りに就いていた。

「…ヒナ、遅いなー…」
「遅いねー…」
「遅い…ですね…」
時刻は既に午後6時を回っていた。
ヒナギクが出て行ってからもう1時間以上が経っている。
「すぐ戻るって言ってましたよね…僕はそろそろ夕食の準備などもあるので帰らないといけないのですが…」
「そっか…じゃあヒナちゃんには私が言っておいてあげるから、ハヤ太君は早く帰りなよ」
「すみません、瀬川さん…それではお先に失礼します」
ハヤテは泉、美希、理沙を置いて先に教室を出て行ったのだった。

「さてと、急いで帰って夕食の準備をしないと…」
ハヤテが校門を出ようとした、その時――
「…ハヤテ?」
後ろから声がした。
「…アーたん…?」
その声の主の名前を一言呟く。
「ハヤテ…久しぶり…と言うほどでも無いわね。あの時は本当にごめんなさい、私があの力を抑えられなかったばかりに…」
「そ、そんな事は無いよ、アーたん!確かにあの時は驚いてそのまま逃げちゃったけど…せっかくこうして来てくれたんだから、僕、すごく嬉しいよ」
アテネの本来の目的も知らず、ハヤテはただ喜んでいる。
「ねぇ、ハヤテ…私たちが初めて出会った場所、覚えてる?」
「…もちろん覚えてるよ。『王族の庭城』だったよね?」
王族の庭城、それは2人の唯一の思い出の場所であり、今原作でも重要視されている場所である。
「えぇ、そうよ…もし、そこにもう一度行けるなら、行ってみたい?」
アテネの微笑が徐々に不敵な笑みに変わっていく。
「もう一度…あそこに?そりゃあ2人で行けるなら行ってみたいよ、今でもあのままで残っているのか気になるし…」
「じゃあ連れて行ってあげる、目を閉じなさい、ハヤテ」
「ん…」
ハヤテはそっと目を閉じる。
「………」
アテネはハヤテの首の王玉を手のひらに乗せ、何かを唱えていた。
そして
「うっ…」
ハヤテは気を失い、再び庭城への道が開いた。
「やはり…ハヤテのもっていた石で良かったのね…。それじゃあハヤテ、行きましょう、今度は永遠に…私とここで過ごしましょう」
そう言って、アテネはハヤテを庭城へ連れて行く。

2005年 10月27日 午後6時30分 綾崎ハヤテ、消失。

さて、緊迫の展開となりました、これからどうなっていくのか・・・。
それでは第3話もすぐに公開しますのでお楽しみに。

それでは失礼します。

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