■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■SS「ガンプラ先生のとある1日」

こんばんは、とろんべであります♪

『今夜が勝負』とか言った昨日の夜から大体24時間・・・見事にSSが完成しました!
タイトルは「ガンプラ先生のとある1日」、メインキャラは、皆さんご存知の・・・あの方です♪
1話完結なので、「とある1日」のジャンルに入れましたが、確かに1日で終わっているのでこれで良いかな、と。

簡易あとがきは、この記事の、SSの後に書きますので、最後までお楽しみください♪
それではSS「ガンプラ先生のとある1日」です、どうぞ♪


やあみんな、ガンプラ先生こと、薫京之介だ。
知っているかも知れないが、俺はまだ独身だ。
それどころか未だ彼女が出来た事もない。
…はぁ、言ってる自分が悲しいぜ。

…と、そうだ、そう言えば世間はバレンタインで賑わってるよな。
最近は“友チョコ”だとか“逆チョコ”だとかが流行ってるらしい。
俺も一応、バレンタインという行事に縁がある。
そこら中の絵師の方々がバレンタインのイラストを描いてくれる。
それはそれは、チョコと縁の無い人間にとっては嬉しい事だ。
…でもやっぱり寂しい事は寂しい。
今まで、人生で一度も年の近い女性からチョコを貰った事が無いんだ。
少しくらいは幸せを均等に分けてくれても良いのにな、神様は残酷なもんだ…。


「ん…もう朝か…」
バレンタインデー当日だ。
白皇は例によって週休2日制、おまけに部活の顧問などもしていない俺にとって、土日は完璧な休日だ。
「さて…画像集めの旅にでも出るか…」
布団から出て、すぐにPCの電源を入れる。
起動するまでの間に朝食の準備だ。
俺にとっては、何も無い、平々凡々とした休日の1シーンだ。
「…はぁ…」
熱いコーヒーを一口飲んで、PCの画面に向かって大きく溜め息を吐いた。
何も無い、というのは、平和で良いんだが、やはり人生、何か刺激が欲しい。
「……よし、ちょっと出かけてみるか…」
俺は刺激を求めて、珍しく休日に外出をする事にした。

まあ外出と言ってもそこまで遠出をする訳ではない。
都内をちょっとブラブラするくらいだ。
それにしても…今日寒いな…。
そう言えば昨日、天気予報でも言っていたような気がするが、本当に寒い。
「とりあえず…ビッ○カメラでも行くか」
特に目的地も無いし、それに寒い。
とりあえず、行き慣れた近場の店に落ち着く事にした。

店内に入ると、まあ暖かい。
これでもか、というほど暖房が効いている。
俺は新しいガンプラを捜索するため、おもちゃ売場に足を運んだ。
さすがは日曜日、おもちゃ売場は子供連れの客で一杯だった。
ガンプラを置いてるコーナーは、子供向けのおもちゃのコーナーからは少し離れているせいか、そこまで人はいなかった。
どうせ暇だし、2,3箱買って帰るか。
たまにはガンプラ以外のプラモにも手を出してみようと選んだ『ガンプラ以外のもの』、これがマ○ロスやらスパ○ボやら、種類が多い。
「どれを買ってみるかな…」
バシッ
俺が真剣にプラモを選んでいると、突然、背中を叩かれた。
しかもあまり力をセーブしてなかったのか、地味に痛い。
「あんた、こんな所で何してんの?」
「ゆ、雪路…」
俺の背中を叩いたのは、なんと雪路だった。
「珍しいわね、あんたが休日に外に出てるなんて」
もっともだ。
俺でも珍しいと思ってるくらいだからな。
「うるせーな…人を引きこもりみたいに言うなよ」
口ではそう言っているが、事実なのは事実なんだ、ここ数週間、休日にまともな外出をしてなかった。
「お前こそ珍しいな、こんな家電量販店にいるなんて」
雪路も雪路で、家電量販店なんかとはほぼ無縁なはずだ。
「え、私?私はねー、えっと~…暇つぶし…かな?」
結局は雪路も特に用事は無かったって訳か…。
すると雪路は、俺に向かってこんな事を言い出した。
「ところでさ、あんた、昼ご飯まだよね?」
…この質問だけで、俺はこいつの考えている事を大体理解した。
「ああ、まだだけど…」
「じゃあさ、どっかに食べに行くわよ!」
つまり、こういう事だ。
(多分)金が尽きてしまった雪路は、俺に昼飯代を払わせようとしているんだ。
俺も家に帰っても特に昼飯らしい食事は取れない。
結局は雪路の口車に乗ってしまうんだ、分かり切っていてもな。

向かったのは近くのファミレス。
値段も手頃だし、たまに1人でも行っている。
そして、何度もここでおごらされた。
「私、ハンバーグセットね。あとドリンクバーもセットで」
雪路はここへ来ると、いつも最初にハンバーグのセットを注文する。
「はいはい、いつものやつな。…すいません、ハンバーグセット2つ、ドリンクバーも2つでお願いします」
俺も結構な頻度でハンバーグセットを食べている。
まあドリンクバーはあまり注文しないんだが…雪路と一緒にいると、大体長時間ここにいる事になる。
ドリンクバーがあった方が退屈しないしな。
「それにしてもホント久しぶりねー、あんたと休日に昼ご飯食べに来るなんて」
「確かに久しぶりだな。最近は休日はあんまり外出てなかったし」
他愛も無い、普通な世間話だ。
最近は授業がどうだ――とか、ヒナギクが金を貸してくれなくなった――とか。
それだけでも俺は十分楽しいんだよな、何だかんだ言っても俺は雪路の事が好きだから。
「お待たせしました、ハンバーグセットでございます。ドリンクバーは、あちらでお好きなお飲み物をどうぞ」
しばらく話していると、やっと注文の品が来た。
「いただきまーす♪」
雪路のやつ…ホントよく食うよな…。
俺も自分のハンバーグに手を出す。
うん、やっぱりここのハンバーグは美味しい。
食事を始めると、お互いあまり喋らなくなった。

「ふぅ、ごちそうさま」
俺が食べ終えたとき、雪路はまだ食事を続けていた。
と言ってもハンバーグセットをまだ食べていたわけではない。
その後、カレーだとかラーメンだとか、意味の分からないくらいたくさん食べていた。
「雪路、お前…そんなに食べて大丈夫なのか?」
ホントに心配だ、腹を壊したりしないのだろうか?
「大丈夫よ、これくらい。むしろまだ食べれるくらいよ?」
と言って次はオムライスを注文しやがった。
幸い、プラモを買ってないから財布の中は余裕があるものの、ホントによく食う。
見事な食いっぷりに、こっちも止めようが無いんだよな。

「ふぅ~、食べた食べた♪」
雪路が満腹になって食事を終えたのは、店に入ってから1時間半ほど食べ続けた後だった。
「お、おぉ…もう満足か?」
「もう無理よ~。満腹だわ♪」
勢いだとまだ食べそうだったが、さすがに限界はあるらしい。
しかし、この満足そうな笑顔、見ていてやっぱり可愛いと思う。
この笑顔だけはあの頃から変わってないんだな…。
俺は食後のコーヒー(4杯目くらい)を飲み干して、会計に向かおうとした。
「雪路、どうせ今日も金無いんだろ?おごってやるよ」
どうせいつもの事だ、と思ってそう言ったんだが、雪路はちょっと違う反応を見せた。
「え?今日はまだお金あるんだけど…」
…?今、聞き慣れない言葉が聞こえたが…。
俺の耳がおかしくなければ、今、雪路は『金はある』と言ったはずだ。
「え?雪路、お前…まだ金使い切ってなかったのか?」
「失礼ね~、私だってそんなにすぐにお金無くしたりしないわよ~」
やっぱりだ。
雪路が金を持っている、珍しいことに。
「でもさ、おごってくれるつもりだったの?ならおごってもらうけど?」
…現金なやつだ、『私が払うわよ』くらい言えばいいものを。
でも…仕方無いか、先におごるって言ったのは俺だし。
「あぁ、おごってやるよ、いつもの事だし、俺の方が金は持ってる気がするしな」
ファミレスでは珍しい、5000円を超える会計を済ませ、俺と雪路は店を出た。

時計を確認したが、もう3時を過ぎている。
ファミレスでかなり時間が経ったらしい。
「さてと…雪路、お前、これからどうするんだ?」
昼飯を食べるまでは一緒にいたが、この後の目的はそれぞれ違うはずだ。
「う~ん…私も特に行く所は無いのよね~…とりあえず、私は家に帰るわ」
「そうか、じゃあ俺も帰るかな…」
じゃあ俺は残った金でプラモを買いに出かけるか…。
「それじゃあね~、おごってくれてありがと~♪」
「あぁ、お前もすぐに金無くすんじゃねーぞー」

俺は再びビッ○カメラに戻り、プラモを選び始めた。
慣れているせいか、やっぱりガンプラの方に目が行く。
「よし…ゼロカスタムのPGでも作ってみるか…」
分からない人は全く分からないままでいいぜ、一応専門用語な感じだし。
1万数千円のガンプラを買い、やっと帰宅だ。
「さて…早速作るか…」
箱を開けると、まあ粉々のパーツが山のように入っている。
それをこれから1つずつ組み立てていくわけだが…。
と言うか、いつから俺はプラモ好きになったのだろうか?
中学校の頃は既にプラモにハマってたし…あまり覚えていない。
覚えているのは、当時、プラモにハマりすぎて女子に関心が無かったことくらいだ。
それで今、彼女のいない生活に虚無感を漂わせているのだが…。

ピンポーン

インターホンの鳴る音が…せっかく人がガンプラを作ろうとしていたと言うのに、一体誰だろうか。
「はーい…って、雪路!?」
ドアの前に立っていたのは、紛れも無い、雪路だった。
「あぁ、雪路よ。行くとこも無いし、暇だから来てあげたのよ」
「おぉ、そうか…まあとりあえず上がれよ」
雪路を部屋に案内し、コーヒーを出した。
「ん、ありがとー」
家に入れたのはいいが、お互い特にする事も無い。
俺は1人ならガンプラ作りを進めるんだけどな、さすがに人がいるのにガンプラに熱中してたら失礼だろう。
「ねー、あんたまだプラモとか作ってんの?」
いつの間にか、雪路が俺の机の上のプラモを見ていた。
まだほとんど完成してないから、雪路にはどんなものになるか想像もついてないだろう。
「まあなー。どうせ1人だし、暇だしな…」
「へー…てか、ここにあるの、みんなあんたが作ったの?」
部屋中に飾ってあるプラモを見て、雪路は聞いてきた。
確かに、この部屋の3割くらいがプラモで埋め尽くされているんだ。
「ああ、全部作ったよ。今も作ってるしな、それだよ」
俺は机の上のプラモのパーツを指差して自慢げに話した。
「中学の頃からずっと作ってたの…凄いわね」
まあそれくらいしか言ってくれないよな…特に凄いことでもないだろうし。
それからしばらくは会話も無く、俺はガンプラ作りを、雪路はそれをずっと見ていた。

「ねぇ、ちょっといい?」
しばらくして、雪路が俺の作業を止めてきた。
ちょうどいい感じに作業が進んでいたと言うのに、いい所で止めやがって…。
「何だ?俺はプラモを作ってる最中で…」
「これ…あげるわよ…」
雪路が差し出してきたのは…綺麗に包装された箱だった。
「これって…プレゼント…?」
「ほら…バレンタインだし、旅行にも連れて行ってもらったし…一応感謝はしてるからさ」
意外…というか、驚いた。
まさか同年代の女性から、しかも雪路からチョコをもらえる日が来るなんて…。
チョコを受け取った後も、俺はしばらく硬直していた。
「…どうしたの?」
「…い、いや、なんでもない。えっと…その…ありがとな」
欲しい、欲しいと願っていても、いざ本当に貰うと緊張してしまうものだ。
実際、今そうなっている。
「…あ、変な気起こさないでよ!別にそういう意味は無いんだから!」
俺の心を読んだのか、雪路は突然、何かを悟ったように言ってきた。
「べ、別にそんな事考えてねーよ!」
言葉ではそう言ったものの、心は嬉しい気持ちで一杯だったな。

…前言撤回だな…。
神様はみんなに平等に幸せを分けてくれている、そんな気がしたよ。
こんなに清清しい休日は久しぶりかもしれない。
そんな事を考えつつ、俺は静かに眠りについた。

-Fin-

☆SSの話☆
さて、いかがでしたか?
バレンタインデー→チョコを渡す行事
と言う思考から、
バレンタインデー→チョコは貰えない行事
と思考を捻ってみたら、意外とすんなり書けたこのSS。
チョコが貰えないキャラと言えば、女性とあまり縁の無いキャラ。
東宮君・・・神父さん・・・薫先生・・・。
その中で『チョコが貰えなさそうだけど、最終的には好きな人からチョコを貰える』と言う範囲に入ったのが薫先生でした。
個人的には薫先生はお気に入りのキャラなので、結構書いてて楽しかったですね。
泉ちゃんメインで書こうとしていたSSは・・・ちょっと難しかったですね、泉+バレンタインが全く思いつかなかった・・・。
と言うわけで完成したSSでございます。
皆さんのご意見、ご感想はいつでもお待ちしておりますので、どんどお願いしますね♪

それでは失礼します。

■コメント

■Re: SS「ガンプラ先生のとある1日」 [おかっち]

お~~、いいSSですね、おかっちです。
まさか、薫先生だったとは・・・、予想もしないことでした。因みに、八朔さんのコメに書き込んでいたでしょうとろんべさん・・・。僕は、親戚にだけ、友チョコと思われる義理チョコを1つ・・・しかし、年々数が減っているのは、気のせいじゃない・・・。神父さんじゃないけど、バレンタインなんてなくなればいいんだ~(涙

さて、明日のとろんべさんの記事の書き込みで、スキー学習に行ってきます。その間は、書き込めませんので、何度もすみませんが、よろしくお願いします。
では、今日は、これで。

■Re: SS「ガンプラ先生のとある1日」 [とろんべ]

>>おかっちさん
予想外でしたか、それは良かったw
へっへっへ、私は結局チョコはもらえませんでしたよーだ(何
まあ友人(女子)にマフィンはもらえましたけど。
そういえばスキー学習、もうそんな時期ですか・・・。
頑張って行ってきて下さいな。
■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

プロフィール

とろんべ

Author:とろんべ
TOP絵、プロフィール絵はかげろう様よりいただきました。
“萌え”と“燃え”が好きな一般人です、どうぞよろしく。

私への直接の連絡事項、個人的なお話などはメールにて受け付けております。
tronbe_621♪yahoo.co.jp
お手数ですが、♪を@に変換してから送って下さい。

今年は受験生なので、毎日更新が出来ない時があるかもしれませんが、そこはご了承ください。

アクセスカウンター

今まで集まった仲間達

ハヤテのごとくblog banner

ハヤテのごとく!!ブログパーツ

QMAブログパーツ

検索フォーム

会員名簿

No.0 とろんべ(会長)
No.1 涼さん
No.2 椎那 莱さん
No.3 スラ2世さん
No.5 いえろーらいんさん
No.6 八朔さん
No.7 かげろうさん
No.8 dachiさん
No.9 おかっちさん
No.10 マドモール・カッセさん
No.11 バン☆ビンさん
No.12 dinobotさん
No.13 K603さん
No.14 maimaiさん
No.15 ナレイン・ジョーダンさん

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。